院長ご挨拶

院長
南野 淳
何処にいても安心して暮らせる地域包括ケアを目指して

医療・介護の分野における施設は様々な変遷を経て、高度医療機能を提供する急性期医療機関、リハビリテーション・居宅支援などを提供する回復期医療機関、長期療養を提供する慢性期医療機関、医療機能と生活施設としての機能を提供する介護医療院、介護を提供する介護系施設、在宅医療を支える在宅療養支援病院など、その機能を分化してきました。当地大村市では各医療機関、介護施設等がシームレスな連携を図り、その時々に何処にいても安心して暮らせる地域包括ケアを目指しています。当院もその一翼を担えるように日々変化をしています。
2023年GW後、新型コロナウイルス感染症対策も行動制限などなくなり、日常が戻ってきています。新型コロナウイルスは病原性が落ち、一般の方には問題が無くなりつつあります。ただ入院入所中の健康弱者にとっては、その感染力は非常に強力で院内での感染蔓延について注意を払う必要があります。
2024年10月より一部制限がありますが病棟での面会を再開しています。幸い再開後クラスターを形成することなく経過しており冬の流行期も面会を禁止することなく過ごすことが出来ました。また大村市医師会ではインフルエンザと新型コロナウイルス感染症について会員より報告を受けており流行状況をある程度正確に把握しています。大村市内の流行状況を数値化しながら感染対策を取り、出来るだけ面会機会を確保できるように適切な面会対応を図っていきます。ご不便をかける事があると思いますが宜しくご協力ください。
入院環境より在宅医療へ安心して移行するための居宅調整や、在宅医療でご自宅での時間を長く維持できるようにする工夫は、地域の様々な職種と連携をとりながら実施する必要があります。当院はその様な労力を大切にしたいと思います。

令和7年4月